展示めぐり2

見た展示メモ
これからできるだけ書こうかと思います。続くようになるべく簡単に。



国立近代美術館 ぬぐ絵画 >web<


黒田清輝の「智・感・情」、実際に見ると結構奇妙な感じだった。描き方は輪郭線がはっきり出ていてすこし日本的だが、人のプロポーションは西洋的。
描き方としてはなんとなく会田誠の作品を思い出した。


国立近代美術館 ヴァレリオ・オルジャティ >web<


よく知らなかったけど、こじんまりとした展示室の割に映像と写真・図面、文章を行き来しているとおもしろくなってくる様な感じだった。すごくシンプルで斬新でありながら、そのもととなっているモチーフが展示してあったりしておもしろかった。
Perm museumはちょっと行ってみたいなと思った。あれが森の中から突き出している感覚は現代の建築の醍醐味なのだろうか。


出光美術館 日本の美・発見VI長谷川等伯と狩野派


時間がなかったのでものすごく早足で見てしまったのが、悔やまれる。
が、そんななかでも等伯の水墨画は飛び抜けていた。見た目は地味なんだけど一筆一筆がリラックスしながらも非常に効果的に使われていて、巨匠として名を残した人程、必要最低限のタッチで最大限の効果を出す、ということを体感した。
弟子たちはやはりもうすこし苦心しながら描き足したりしたのかな、というのが見て取れた。
うーん、こういう思い切った水墨なんかの表現は今二度と取り戻せないものだと思う。個人的には取り戻す必要はないと思うけど。なにかに置き換えることの方が重要に思う。


mono gallery OKURIMONO GALLERY >web<


知り合いの知り合い的な感じで連れられていったけどなかなかよかった。
陶器では山野辺彩さん>googleの画像検索<のがよかった。案外とかわいらしいものを好む自分に気づく。ペンダントライトとか壁掛けのウサギの陶器がよかった。
あと、名前を忘れてしまったが、枯れ木と鏡とか収拾物を集めて生け花的な感じで、モビールのようなものをつくってインスタレーションを展示してた人も丁寧に作っててよかった。


武蔵野市立吉祥寺美術館 池田満寿夫、他常設展 >web<


池田満寿夫はドライポイントのざくざくとラフに作っている感じが良かった。ラフだけど薔薇の花柄とか丁寧に描かれている部分もあって、気持ちいい感じになっていた。経歴が若くしてすごい活躍をしていて思わず全部読んでしまった。


その他、常設展で浜口陽三>google画像検索<のカラーメゾチントはなかなかよかった。
メゾチントで色を重ね合わせて何版も刷ることを考案した人らしい。カラー部分のざらざらとした質感と黒の部分のしっとりしたマットな質感の対比がおもしろかった。黒が吸い込まれる様であった。








ここ数日で割とまとまって見た。あとはメタボリズムの未来都市展、ゴヤ、なんかを見る予定。

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